求人に応募すると、入社試験はなくてもかならず面接はあります。面接のない会社など、ほとんどありません。面接は応募した本人が会社の雰囲気などを味わう機会でもありますが、一番大きな目的は会社側が応募してきた人物について知る場面であるということです。会社側は、面接をするまではその人をまるで知ることはありません。たった一度の面接で応募してきた人の人柄や人物像を判断し、採用か不採用かを決定しなくてはなりません。ですから、履歴書を参考にしながらも面接の際の受け答えやしぐさなどをしっかり見ています。応募する側にとって、この面接は非常に重要です。面接の結果次第では、不採用になることもあるからです。では、面接の際はどんなことに心がけたらいいのでしょうか。
まず、身なりは清潔感を持って臨みましょう。服装だけでなく、化粧の仕方や髪型などは人に不快感を与えないような清潔感を持った物にしましょう。過度にアクセサリーをつけたり、社風に会わないようなおしゃれも禁物です。しぐさも要注意です。足を組んで座ったり、頬杖をついたり、試験官が話しをしているのに髪の毛をいじったりするのは止めましょう。質問は会社によって異なりますが、応募してきた人のことを良く知るために自己紹介などをさせるところが多いです。自分の長所や短所などはあらかじめ話せるようにしておきましょう。
また、その人がどうして自分の会社を応募しようと思ったのか、また、その人の仕事に対する考え方、転職の面接の場合は前の職場を止めた理由などが聞かれることが多いです。特に看護師などの医療関係の求人は、退職理由は必ずと聞かれると思っていていいでしょう。他にも、なぜその病院が良かったのかなど詳しく聞かれることが多くあるのではないでしょうか。人の命につながる仕事ですから、面接は慎重に行われるのではないでしょうか。
こういった質問に明確にしっかりと答えることはとても大切なことですが、注意したいのは不愉快になるような言葉を使わないということです。たとえば、前の職場を退職した理由を問われたとき、不愉快な思いをして止めたとしてもそのままの感情で話さず、なるべく穏やかな言葉で包んで話すようにしましょう。
面接は、第一印象が肝心です。笑顔ではきはきと対応できるように心がけたいものです。